医療モルヒネは苦痛を取る最善の治療だと思う。

医療モルヒネは苦痛を取る最善の治療だと思う。

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癌の患者さんにとって、その痛みによる苦痛というのは、とても辛く、痛みの程度は本人にしかわかりません。

普通の人が痛みを訴えた時に、痛み止めを飲んでいると思いますが、普段私達が飲んでいる痛み止めの薬は、ガン性疼痛には全く効果が見られないんですよ。

ガンによる痛みを抑える為には、モルヒネを使うのが一番有効なんです。

モルヒネを使う事で、痛みを抑える事ができるので、睡眠も取れるし、食事をする事も出来る状態になります。

だから、患者さんにとっては、とても有益な事なんですよね。

でも、モルヒネに対して、不安を持っていたり、間違った認識を持っている方は沢山いますよね。

モルヒネは、WHO方式癌疼痛治療法で使った場合には、依存性は出ないと言われているんですよ。

ほとんどの方は、依存性が高いという認識があるんだと思います。

でも、一般的に使った場合とは違うんです。

それに、モルヒネによる副作用も、眠気などは、最初の1週間くらいと言われているんですよ。

確かに、モルヒネを使った事で、意識が朦朧として、会話ができなくなる場合があります。

でも、朦朧となるくらいのモルヒネの量を与えないと、痛みのコントロールができない、という状態にあるんだという事も理解しなくてはいけないと思うんですよね。

最終的には患者さん本人の希望になると思うんですよ。

痛みがあっても、それに耐えて意識のある状態でいたいか、意識がなくなっても構わないから、痛みを取りたいか、こればかりは、とても難しい選択だと思うんですよね。

モルヒネを使わないと痛みが取れない状態では、平常でいる事は出来ないんです。

痛みを我慢してQOLを維持するのも難しい事なんですよね。

どちらを希望するのか、当事者でなければ決める事ができないと思います。

2015年11月 2日|